こんなに違うpbx電話機の通話料

ビジネスフォンを導入している会社では、社内にpbxと専用電話機が導入されています。主装置に接続されている回線の種類により、通話料に大きな違いが出ることから、複数の回線に対応した主装置が開発されています。ビジネスフォン自体はさほど機能が変わったわけではなく、進化を続けているのは主装置側になります。社内で行なう内線通話は無料で行えますが、外線料金には使用している回線と相手先によって大きく通話料が変わります。事業者向けアナログ電話を複数回線まとめて利用していたり、ISDN回線による通話料は、固定電話が設置されている相手方との距離だけでなく通過した交換機の数に応じて料金が変わります。光回線を使ったIP電話であれば、距離の影響が無くなるので、固定回線向けの外線は市内料金のまま全国に発信可能です。

従来のビジネスフォンを利用する方式

会社の電話機にビジネスフォンが採用されていれば、内線と外線の両方を利用可能です。ビジネスフォン自体に変更は無くとも、pbxと呼ばれる主装置自体に接続する回線によって、外線発信時の通話料に大きな差が出ます。長距離通話を行なう際には、10倍以上の通話料差が発生することもあるので、アナログ回線とISDN回線だけでなくIP電話まで導入している際には注意が必要です。主装置に接続した複数の回線を切り替えて利用するためには、設定だけでなくビジネスフォン側を使う時に社内でルールを作成しておくことが大切です。なぜなら、複数の電話回線を自動的に切り替える方式を採用するためには、主装置の買い替えが必要となる可能性があり、高額な費用がかかるからです。ビジネスフォン側で操作して使い分ければ、通話料の節約は可能です。

スマートフォンを内線電話として使う方法が登場しています

会社内に導入するpbxの中には、IP電話型やクラウド型の主装置が登場しています。社員が使用しているスマートフォンを内線電話に利用するためには、専用アプリをインストールして設定するだけで良いので、外回り営業中であっても、内線電話を、IP電話を利用して掛けることが出来ます。新たに専用電話機を購入しなくても、IP-pbxを導入すればスマートフォンがビジネスホンの代わりとなってしまうわけです。スマートフォンは定期的な買い替えが必要となりますが、故障や古くなった場合に買い換えれば済むので、コストを安く出来ます。通話料がIP電話に統一されるので、社内全体で最も安い通話料を常に適用出来るわけです。スマートフォン側の契約内容を定期的に確認するだけで、通話料の大幅節約が出来れば、経費節減効果が期待されます。